ストレングスファインダーの結果を利用して、資質を深く理解し、活用するための入門講座、全7回シリーズの6回目です。
34資質の並び順をフルオープンした方が、必ずと言っていいほど聞くのが
「下位の資質はどうしたらいいですか」
「改善するために努力すべきですか」
ということです。
下位の資質は、言ってみれば、
そもそもスイッチがない、という感覚です。
なので、努力で改善できるようなものではないでしょう。
では、どうしたら良いのか。
大きく分けて2つの方法を紹介しています。
ストレングスファインダーの結果を利用していくにあたって、
心に留めておきたいことは、「インサイドアウト」ということです。
外側の行動を起こせば、その人の内側が変わってくる、
ということはありません。
むしろ、その人の内側がそのまま外側に行動になって現れます。
内側インサイドから外側アウトサイドです。
例えば、植物の成長を考えてみても、そうでしょう。
木に実をつけたいからと言って、よその木から実をとってきてくっつけても、意味がありません。
根から水分と養分を十分に吸収し、陽の光をたっぷり浴びて、
木の内側のあふれでるものが実となって生み出されてくるでしょう。
それと同じです。
資質をうまく活用して良い行動を生み出したいと思えば、
行動面を改善すれば、それでOKということにはなりません。
内側が整えられる必要があります。
- 資質の長所も短所も理解できている
- 自分は万能ではないという謙遜さがある
- 自分は無能ではないという自信もある
- 他の人のために役に立ちたいという奉仕の精神がある
- 大きな目標や夢の実現を目指している
- 他者の強みを活かして協力する
- 常に成長する必要性を知っている
などです。
自分の資質の使い方は、結局のところ、生き方につながってきます。
どのように生きるのか、という自分の人生哲学を明確にし、
ぶれることのない歩みを見つけていきましょう。